よく筋肉を鍛えないと将来歩けなくなると聞きます。
体力も落ちるし、「筋肉を鍛える＝all善」 という意識が蔓延しています。
でも、人それぞれ体の作りや仕組みには個性があります。
同じタイプの方でも微妙に違いがあり、いつもそれを感じながらわたしは対応しています。
ものすごくカンタンに分けると
「溜め込みタイプ」と「なくなりタイプ」に別れます。
（混ざっている方もいるので、自分は？と知りたい方はお尋ねください笑）
溜め込みさんは、ガタイがでかい方が多いです。
ストレスがあると気が動かなくなり、溜まっていきます。
そんなに食べていないのに体が大きくなってしまったりもあります。
運動はとても向いています。
体の動きで気を動かす必要があるので、運動でスッキリー！を実感されます。
溜め込んだからといって、筋肉の質が悪いわけではないんです。
だから、健康のために筋肉を鍛える、とまでは考えなくても良いです。
なくなりさんは、なくなるせいか（笑）細い方が多いです。
筋肉の質も元々細くて皮膚も弱々しいです。
運動をしても筋肉はあまりつきません。
健康のためには鍛えるよりも
呼吸をしっかり行ったり、気持ちを自分の中にしっかり置くことが大事です。
体がだるいのは筋肉のせいと思わなくて良いです。
もともと気の動きはとっても早いので、それをさらに早める運動をする必要はありません。
これらのタイプは性格や考え方が体に出るので
体型で思考も分かったりもします。
野生の肉食獣が獲物を捕まえるために筋肉を鍛えていないように、
草食動物が逃げるために常に筋肉を鍛えていないように。
人は人で全ての能力をそれぞれに与えられています。
それを発揮できないのは、現代ならストレスで呼吸が浅くなるとか
我慢ばかりで思考がおかしくなってしまうとか
心の原因が多くを占めていると感じます。
動物にはできて、人にできていないのはこの辺りのいらないものを手放せていないからでしょうかね〜
人が動物よりも賢いとはわたしは思いません。
方程式の勉強でもなく、世界に洗脳された「科学」の知恵でもなく、
生命って本当はどういったことをしたいのか。
自分は何をしたいのか、するべきなのか。
筋肉を鍛えることって、とっても小さな小さな世界のこと。重要ではないです。
「筋肉を鍛えるたら良いでしょか？」と聞かれて、わたしがいつも思い浮かべるのはこういったことです。
