私も鍼灸院へ週一くらいで通っているのでわかります。
終わった後、
あー、楽に動けるようになってるー、、
と感じることがあります。
足がかるーい!
顔がスッキリしてる!
などなど。
これは裏を返せば、それだけフツーではない状態になっていたという証拠です。
鍼灸師として、楽になった!痛くなくなった!
と感じてもらえることはすごく嬉しいことです。
でも、本来東洋医学は病気を起こさないことが目標です。
理想を言えば、淡々と日々治療を受けていただき
淡々と何も感じてもらわない方が良いです。
そして嬉々として人生を歩んで欲しい。
あなたに病気があることさえ気がつかないうちに
不調の部分は鍼灸師が無くしてしまうことが一番です。
でも、これが本当に難しい。
治療が難しいのではなく、お客さんに理解してもらうことが難しいです。
痛いところがどこにもないなら、もう鍼灸を受ける必要がないと思われます。
鍼灸をしているので快適に生きることができていると理解してもらうには、
やはり何度か鍼灸で治った経験が必要です。
受ける間隔が空いてしまい、鍼灸をしたらやっぱり楽かも、、受けてよかった!
と感じてもらうのは鍼灸師として喜んではいけないのです。
治った経験をするためには体が悪くならないといけないですよね。
でも、たった1回の病気でも人生を変えるほど体へのダメージを残してしまうこともあります。
だから本当は、1回でもダメージは受けない方が良いです。
これが難しいところです。
治ったからこそ、鍼灸の良さがわかってもらえるのはとってもありがたいです。
だからこそ!そこからは絶対傷を深くしないようにしたいのです。
鍼灸の良さがわかるのは1回で十分です。