まだまだ自分の考えや技術が完成しているとは常々思っていません。
奥が深すぎて底が見えないからです。
最近は、思考が技術に影響を大きく与えるとわかってきて
そちらをいつも意識して情報を入れたりしています。
そんな日々でふと、思い出すんです。
わたしは鍼灸師を目指すことを全く迷わなかったなーと。
夢中で前ばかり見て、やっと振り返ることができるようになった感じです。
周りの同級生などは普通に大学や女子校に行かれていたと思います。
あまり周りの動向に興味がなかったので、はっきりとはわかりませんが。
もうすでにそこから始まっていますね、周りを気にしないまっすぐが(笑)
鍼灸の大学や専門学校しか受験する気がなかったです。
お家が鍼灸院をしている、などではないフツーの会社員の家庭の高校生だったんですが。
どうして高校から鍼灸の道に進むことを迷わなかったのか。
一番は、技術の習得にきっと一生の時間がかかるだろうから飽きないはず!と思いました。
今となっては女子高生がこの考えにたどり着いたことが驚きですが、かなり感動し興奮しました。
二つ目は
ヒトの些細な不調、問題を取り除ける方法が他に見つからなかったからです。
些細なほど取り除く、ということが難しいことも女子高生は見抜いていました(笑)
しかも問題が発生した後ではなく、問題自体を発生させないことができる理論なんて
すごーい!と感動しました。
きっと人の役に立てる一生が送れるはず!と。
三つ目は
女性専門のお店なら、きっと女性が気になる問題もお話しやすいお店を作れると思いました。
そうです。
女子高生の時にすでに今のお店の形を妄想していました。
インテリアなど当時はダサいな、、と思う鍼灸院がほとんで(笑)
鍼灸の大学の生徒は女性が2割しかいませんでした。
それを変えたいなと思ったんです。
まるで道が見えていたように、今全て思った通りのことをやっています。
お金がたくさん稼げるなどではないですが
こうやって自分で選んで、自分で道を開いて行くことがかなり楽しいです。
ずっと順調ではなく、たくさんの大問題に挫けそうになったことも数えきれずありましたが
なぜか鍼灸の道を外れようと考えたことは一度もありませんでした。
これから大きくなって道を進んでいく子どもたちには
大人が邪魔をせず、その子に与えられた道をまっすぐ進めるように
と願ってやみません。