痛い時は治っている時。
このまんまの法則です笑。
タイムラグがあるせいで、気がついていない方がほとんどですが。
よーくよーく自分の体を観察しているとカンタンに気がつきます。
あ、この痛みはこやつが治っていっているやつやな、って。
この業界ではいかに痛みを取るかが勝負です。
痛みは取り去るためだけにある「悪」!
痛みを取ることは完全なる「善」。
だから、学校でもこの法則は習わなかったし
ノホホンと生きていたらきっとわたしも気が付かなかったです。
色んな面から「鍼灸」と「体が治る」ということを見つめ始めた時から気がつきだしました。
「体が治る」ということを一方向からだけしか見ていないと
治るためのヒントや過程が見えずらくなります。
痛い時は治っている時、もその中の一つです。
痛い!ということと「体が悪い」ということをまずは切り離すこと。
痛い人はどうしてもそれができません。
だって痛いんだもん!
耐えられません。痛いことを訴えるだけで精一杯。
わたしくらい痛みを観察したくてマゾっぽくなると別ですが笑。
分ける役目は鍼灸師の役目です。
体の組織が変化していることと痛みを別にすると
体が何を意図して痛みを起こしているかが見えてきます。
闇雲に痛みをとっても、なぜ体が痛みを出したかの理由を見つけることができなくなります。
観察していると組織の再構築の際に痛みが起こることがわかります。
しかも、治っていく最終段階の時に一番痛いです。
だから、ものすごく痛い時は治っているピークです。
きっと血流が押し戻されてきていたり、
組織間のつながりを強固にする時にたくさんの動きが必要なんでしょう。
「痛み」というのは治すために絶対必要なものだとわたしは思います。
必要だからといって痛いことが続いているのは良くないですよね。
だっていつも治しているということは、
いつもいつも壊れているっていうことです。
そのうち元のとうりには戻らなくなります。
体型が気が付かないうちに変わるとか
組織のガン化も起こします。
また、色んな面から、というのは体の組織の話だけではありません。
ヒトの体は何でできているのか、そのあたりを追求していくと沢山見えてくるものがあります。
また、そのお話はそのうちに。